2013年10月8日火曜日

第4回地域名物料理開発G研究会 「鯖のへしこ作り体験」

たくさんの鯖!!!
10月7日(月)、第4回地域名物料理開発G研究会が開催されました。
前回のそば打ち体験に続き、体験第2弾「鯖のへしこ作り」。
自分達のまちの特産品を、まず自分自身が体験し、そのすすめ方や使い方などをみんなで考えていこうという原点でもっとも大切な取組です。メンバーの方が、河野地区「へしこの館」に集合し、山の人も里の人もへしこ作りを習います。今回の研究会でお世話になっている専門家の平山先生、今庄のそば店や地元商店街の精肉店、体験施設をもつ事業所、河野の果樹園、南条サービスエリア、河野観光協会などグループの方はさまざま。
へしこは「塩漬け」→「ぬか漬け」の段階があります。
今回は第一段階の「塩漬け編」
講師は、河野地区糠で旅館業を営んでいる”与利喜”さんご夫妻。
まずは、鯖をさばくところから。
まずはお手本。背中からすうっと包丁を入れ、簡単そうに開いて見せてくださいました。
皆さん、まず背開きということに驚いていました。
やってみないと分からないことがたくさんあります。
男性メンバーの方も、ものおじせず挑戦されています!!
ひとつ、ふたつとさばいているうちに皆さん作業が早くなっていきます。
切り開いたら、今度は内臓をとっていきます。
与利喜さんのおかみさんも、皆さんを見ながら優しく教えて下さいます。
同じまちの人同士、知識を分け合いながら共有していくことはとてもすばらしいことだと思いました。
内臓を出したら、今度は水洗い。
やっていくうちにちゃんとした流れ作業に。
手際よくすすんでいきます。
洗いおわったら、いよいよ塩漬け。
水洗いして、水気を切った鯖に塩をつけて箱に詰めていきます。
きっちりと、隙間なく。
最後に上からも塩を。
山もりだった塩もこの通り、キレイになくなりました。
並べたうえに、板を置重石をおいていきます。
200匹ほどの鯖をおすには、これぐらいの重石ではまだまだ…。
フォークリフトを使って、さらに重石をします。
これで、今回の行程は終了。
これを二週間後に糠づけします。
糠漬け後、一年間寝かせればおいしいへしこの出来上がり!!
自分の作ったへしこを一年後に食べられるって、ちょっといいと思いませんか?(^^)


作業後は、河野の公共温泉「ゆうばえ」にてこの海を眺めながらのお風呂。
体験後に入る、夕日を見ながらのお風呂。乙ですね~!!!
お風呂に入ってすっきりした後で、いつものように研修会。
今日の感想などを発表し、これからどう生かしていくかを話し合いました。
 「初めてやったけれど、意外に楽しい」「一年後にへしこをあげるのが楽しみ」や「一般の方の体験は難しい面もある」「お客様に体験を有料で提供できるような環境作りが大切」「工程作業のレジメ」をきちんと作った方がよいなどいい意見も、改善しなければならないという意見もいろいろ。これも体験したからこそ分かったこと、それだけでも収穫です。
先生からは、他県の事例も交えて体験型の「民泊」の話やマップ作りの話も交え、体験の生かし方などのお話も聞きました。
まちを巡って食べ歩きできるようなマップ。
ついつい手にとりたくなるようなマップはやはり必要不可欠。
このような研修でお店の士気を上げ、周りを巻き込み、マップ作りに繋げていけるといいなという段階です。


これは、先生の地元の有名なもみじまんじゅう店の「生もみじ」という商品。
皮がもちもちで、しっとりとおいしい。
定番のものでも、少し手を加えればまたそれが新しい名物になる。
そんな事を教えてもらっているようでした。
定番のものに、手を加えるのなら、まず定番をとことん知らないと始まらない!!
今回の体験にも共通しています。

そんな研究会の後は、へしこ作りの講師をして頂いた”与利喜”さんにて、これからまちの民宿・旅館が共通して売り出していく一押し商品『浜の活丼(かつどん)』の試食も兼ねたお食事会。夕日が見えるお部屋にて頂く、新鮮な海の幸!!
和気あいあい、こういうリラックスしている時に素敵な意見がでるものです。
「へしこ作り体験」→「夕日を見ながらのお風呂」→「新鮮な海の幸を堪能」
体験のコースとしてはとてもいいコースだと思いました。
「へしこ」というものをまず、たくさんの方に知って頂くにはどうすればよいのか?このような体験をどうやって皆さんに楽しんで頂けばいいのか?どういう風にPRしていけばよいのか?など、今後に繋がる貴重な事が分かった研修会だったと思います。


















































0 件のコメント:

コメントを投稿